富岡市南後箇にて建て方開始

本日より富岡市南後箇にて建て方を開始しました。建て方を開始した「木楽の家」は構造材を現しとした真壁構法で、梁や柱が見えるつくりになっています。
また、今回はプレカット加工と手刻み加工の併用で、構造材の仕口や通し柱の胴差しの接合(T字になる構造上重要な部分の接合部)を構造材の中心に近い位置で引けるDボルトを採用しました。通常は箱彫りをしてボルトで引きますが、構造材の中心付近で引くことで強度を増しております。

建て方の様子
Dボルトにて接合した構造部位。節のように見えます(^^)
こちらは追っかけ大栓継手。通常の鎌継ぎに比べ引っ張りと圧縮に強い継手です。

当社では地震に耐える仕口、継手を設計・施工しております。どんなに強い耐力壁があっても継手や仕口がしっかりなされていなければ意味がありません。
意匠的な納まりも考えつつ、お客様に安心と安全をお届けするため、日々進化し続けます。

下山勇志