北軽井沢の現場 上棟しました

長野原町北軽井沢の現場では先日建て方を行い無事に上棟を迎えることができました。こちらの住まいは耐震等級3の長期優良住宅です。建て方の様子をご紹介できればと思います。

当日は天気も良く建て方日和となりました。太陽が出ていない日は氷点下になる北軽井沢も太陽が出てていて暖かさを感じました。写真は差し鴨居の上に小屋梁を設置しているところです。平屋ですが広い小屋裏物置ができます。

写真は小屋裏物置の床小梁を設置しているところです。大工さんの息がぴったりです。

こちらの写真は小屋組の桁(軒側の梁)をおさめているところです。柱は長ホゾ(下写真)なので梁を叩いて入れる場面が多く、ホゾの長さが長いと入りにくい、すなわち抜けにくいということになります。ホゾの長さの大切さを改めて感じることができました。

こちらが柱のホゾの写真です。通常6㎝が多いですが当社の場合9㎝以上としています。上棟後に込み栓を打ちます。

写真は差し鴨居と柱の連結部分。引っ張りに強いDボルト金物を使用。丈夫な仕口となります。

写真は水平梁がある程度完了した時のものです。平屋ですが構造上重要な柱は棟まで通しています。

出番を待つ小屋梁。現場はまだ雪が残っていました。

写真は2日目の棟まで上がった時の様子です。空の青と木の色が美しい。中央の荷重がかかるところは栗の丸太梁を使っています。

丸太梁と通し柱のおさまり。多角形の梁は手刻みです。

上下に刺さる梁組み。デザインと構造を考えた小屋組みになっています。

屋根の構造面材が貼られる前の小屋組み。木配りの成果が出てLDKの梁は節の少ない美しい空間になりました。

写真は上棟式の様子。屋根構面の杉パネルも貼れて空間が見えてきました。お施主様にも喜んでいただき良かったです。

雨に濡れないようしっかりブルーシートでくるんで養生。これから屋根断熱工事に入ります。気を引き締めて丁寧に進めていきたいと思います。

下山勇志