早くに主人の実家近くの土地を購入し、二人で木の塀を造りながら、住宅展示場や工務店を巡っては、いろんな家を見学してイメージを膨らませていきました。家づくりはかなり長期計画でしたね(奥様)。
もともと実家の近くに家を建てるつもりでした。期限を設けていた訳ではなかったので、あれこれ検討している時間がずいぶん長かったです(ご主人)。

木の家を得意とするケイハウスさんに自作の間取りと図面、模型を持って行きました。限られた予算の中でもいろいろと相談に乗ってくれて、やりたいことを「できる」と言ってもらえたことが決め手でした。自社大工職人による家づくりも大きな魅力でした(ご主人)。
ご家族で経営されていて、社長さんをはじめ、皆さんの雰囲気がとてもよかったです(奥様)。

大きな片流れの屋根が特徴の、木と漆喰の家です。リビングは開放感のある吹き抜けと梁が生かされ、家の中心には念願だった薪ストーブを配置しました。カントリー調でもなく、和風でもなく、シンプルモダンでもない。その中間くらいが私たちに共通した感性だったと思います(奥様)。

快適な居住性と見た目のデザインの両方にこだわりました。部屋数を最小限にして、夏涼しく冬暖かい、空気が循環する間取りを考えて模型を作ったりしました。壁は漆喰と木のバランスを意識して、どの位置を板張りにするか、ずいぶん考えました。いろんなパターンを検討した結果、納得のいく内装になりました(ご主人)。

キッチンまわりが使いやすいですね。長い時間いる場所なので広めにして、何でもしまい込めるように収納をたくさん造作してもらいました。キッチン横の作業スペースは便利です。コルクボードに子どもの予定表などをまとめて貼っています(奥様)。
家を建てる段階から現場にお邪魔して、大工さんにいろんな話を聞かせてもらいました。この家が出来上がっていく過程が頭に入っているので、全てに思い入れがあって全部気に入っています(ご主人)。

この家に暮らして５年が経とうとしていますが、自然素材の心地よさはもう日常になっているので、特に意識はしていないです。冬は日差しが入って暖かく、夜までぬくもりが残っています。薪ストーブをつければ十分過ぎるくらい暖かいです。夏は風が抜けるので、エアコンの使用は最小限です。光熱費も安く、電気代は実家の３分の１です(ご主人)。
家の居心地がいいので、できれば外出しないでずっと家に居たいくらいです(奥様)。

家に調和する庭をつくっていきたいですね。週末、時間があれば少しずつ手を加えているのですが、まだ５割程度。木を植えて、ガーデンシンクや花壇も造る予定です。ガレージは大工さんに教えてもらいながら、自分で建てました(ご主人)。
子どもたちがのびのびと育って、家族が健康で明るく過ごせるといいですね(奥様)。