南牧村の現場 基礎工事と下仁田町の現場

先日、南牧村の現場では基礎の立ち上がり部分のコンクリート打設を完了しました。晴天の中、コンクリート打設日和となりました。次の日には雨も降り良い養生になったのではないでしょうか。

写真は生コンクリートを打設したばかりの様子です。これからレベラーという平らにする材を打設します。

こちらは木製建具の入る南側の基礎の様子です。通常より幅広になっています。

レベラーを打設後、養生期間をおいて型枠ばらしとなります。基礎完成が待ち遠しいですね。

帰りに下仁田町の現場に立ち寄りました。瓦工事が完了しておりました。瓦屋さんの丁寧な仕事ぶりに改めて感動しました。

写真は軒先の様子です。雪止め瓦を採用しています。軒樋(のきどい)無しですと瓦が綺麗に見えて美しいですね。棟梁である施主と今後相談が必要です。

写真は7.5㎝程飛び出している瓦の軒先です。垂木現しは和を感じますね。垂木の先端は薄く見せるために斜めに削っています。軽快に見せる工夫ですね。

外壁の防水工事が完了すれば外壁工事に入ります。全体像がどのようになるか今から楽しみです。

下山勇志

南牧村の現場 基礎耐圧板のコンクリート打設

先日梅雨明けの発表がありましたね。本格的な夏が始まりますが皆様体調には十分お気をつけてお過ごしください。

さて、南牧村の現場では本日早朝より基礎耐圧板のコンクリート打設を行いました。

写真は道路から見た様子です。敷地へのアプローチが素敵な場所です。

生コンクリートの納品伝票と目視にて品質を確認しました。

写真は打設しているところです。奥の外トイレの布基礎から打設し母屋に入って地中梁(構造上重要な基礎の梁で地中に入る部分)から打設し耐圧板部分を打設していきます。

打設途中に先行して設置が必要なアンカーボルトを据え付けました。丁寧に位置を確認しました。

写真は中盤まで打設が完了したところです。

写真はすべて打設が完了したところです。

これから水がひくのをみながら押さえて養生をし硬化を待ちます。養生期間を経て墨出し、立ち上がり部分型枠、アンカーボルト設置、コンクリート打設と続きます。品質の高い基礎となるようしっかり監理していきたいと思います。

下山勇志

南牧村の現場 木配りと基礎配筋検査を実施しました

本日は早朝より南牧村の現場の「木配り」を行いました。木配りとはどの梁材をどこに使うかを検討する作業になります。

意匠図と構造伏せ図を確認しながら、どの材をどの場所に使うかを検討し決めていきます。

集成材とは違い、無垢の構造材なので反りをみたり、木の性質をみてどのように乾燥して曲がるかを予測して一本一本決めていきます。

中には節(丸太の枝になる黒い丸模様)が少ない上小節と呼ばれる材も交じっているため、それを玄関やリビング等よく見えるところに使い、節が多い材等は目立たない場所に使い余すことなく適材適所に配置します。梁材は荷重が重く根気のいる作業ですがこれをすることで美しい空間をつくることができます。

写真は含水率を計っているところです。

自然乾燥で17.5という良い数字が出ました。他平均20前後でしたので合格としました。

墨付けされた梁材はプレカット工場へ運ばれて加工されます。その後引き取って手加工を施し現場に搬入されます。すべてプレカット工場に任せず、大工と設計者の目で材を見極めて配置する「木配り」。建て方の際に美しく組まれるのを今から楽しみにしています。

その後基礎配筋検査を実施しました。写真は現場の様子です。外周部の型枠も進んでいました。

住宅瑕疵担保保険会社である第三者機関の建築士による配筋検査の様子です。設計図書通り配筋されているかを確認してもらいました。

無事に合格となりいよいよコンクリート打設となります。

基礎屋さんには熱い中感謝です。きれいな配筋が完成しました。

これから給排水の配管の逃げ工事が完了後、コンクリート打設となります。
強度の強い基礎となるようしっかり品質管理をしていきたいと思います。

下山勇志

下仁田町の現場 構造検査を実施しました

先日下仁田町の現場では自社による構造検査と第三者機関による構造検査を実施しました。
写真は2階の小屋組みの様子です。耐力壁である筋交いや面材が施工されました。

写真は外周部の構造用面材の釘のピッチを確認しているところです。雨に濡れないようビニールシートで覆っていましたので剥がしながら確認をしました。

写真は内部の様子です。梁と柱の継手(長ほぞコミ栓打ち)を確認しています。

木で組まれた登り梁と棟木。垂木は120角で両側にミゾを掘り、間に押出法ポリスチレンフォーム断熱材3種bAの100㎜厚を落とし込んで隙間なく充填しております。

梁と梁の継手は金物を使わない金輪継手で、10.63kNの短期基準接合部耐力です。

床構面の釘の種類と釘ピッチを確認しました。

写真は2階から吹抜を見た様子です。リビングの心地よい大きな開口部。

構造検査も完了し、これからサッシや開口部、断熱材充填、外周り防水と工事が進んでいきます。完成が今から楽しみですね。

下山勇志

北軽井沢の家(長期優良住宅)の一年点検へ

梅雨時期のジメジメした日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、北軽井沢の家(長期優良住宅)の一年点検に伺いましたのでその時の様子をご紹介できればと思います。

写真は住まいと庭の様子です。住まい手さんが種から植えた芝生が育っていました。住まいの板張りと緑が映えて美しいですね。

こちらは室内から庭を見たところです。室内もきれいにされており心地良かったです。室内からみえる景色は格別ですね。

木製ガラス戸も気密よくできており冬の冷気も気にならなかったようです。

お庭も自分たちで楽しみながらつくっているようでした。右に見える物置小屋はご主人の力作。

基礎の根入れ深さ850㎜の床下は点検しやすいですね。基礎外断熱で冬の寒さにも耐え一年が経過しました。良好な床下でした。

住まい手さん自身でつくった石垣とフェンス。法面には芝生を種から植えたようです。周囲からも愛される外観になりました。

室内からリスが見える開口部。だいたい決まった時間にリスが通るそうです。リスの通り道になっているんですと嬉しそうにおっしゃっていました。

今回の訪問を通じて私もこんな暮らしがしてみたいと改めて感じました。これからも住まい手さんの幸せな暮らし実現のために腕を磨いていきたいと思います。

下山勇志

南牧村と下仁田町の現場へ

南牧村の現場では基礎工事2日目に入り、根切り深さの確認に行ってきました。設計図通り施工できていることを確認しました。

暑い中、職人の皆さんに感謝です。

きれいな底盤が仕上がってました。基礎形状は地震の横揺れに強い地中梁仕様です。2間(3.64m)ピッチ以下に地中梁が入っています。

写真は入念に砕石を転圧しているところです。ランマーで往復します。

これから捨てコンクリート打ち、墨付け、型枠設置と進んでいきます。強度の高い基礎となるよう品質管理していきたいと思います。

その後、隣町である下仁田町の現場に立ち寄りました。屋根の瓦工事が進んでいました。

以前より瓦が積み上がっています。

ちょうど棟換気を施工した直後でした。

棟換気はリンピアという商品を採用しています。ご覧のように瓦下から熱気を放出する仕組みです。

手をかざしてみると通気桟を通った熱気が放出されているのが分かります。

瓦屋根はガルバリウム鋼板屋根より熱を伝えにくい構造になっていますが、通気桟によりさらに屋根の熱が伝わりにくくなっています。

また、瓦桟(防水シート上にある横の木)に瓦と釘を留めつけるため屋根の野地板に穴をあけない利点があります。瓦屋根の良さを改めて感じました。

内部では床断熱の施工に入っています。床が上がれば作業もどんどん進みますね。完成が今から楽しみです。

下山勇志

南牧村の現場 基礎工事に入りました

南牧村の現場では長期優良住宅認定申請も完了し本日より基礎工事に入りました。梅雨時期で雨も心配されましたが、今日明日と天気も良さそうなので安心です。写真は外トイレの根切が完了し母屋の根切工事に入ったところです。

地中には多くの岩がありました。磐戸(いわど)という地名だけあって岩が多い印象です。
強い基礎となるようしっかり監理していきたいと思います。

こちらの写真は下仁田町の現場になります。外周部の耐力壁面材が張られ形になってきました。雨に濡れないようビニールシートの養生をしています。

屋根工事も進んでいます。今日は職人さんは不在でしたが屋根瓦が並べられてきました。

万が一の場合でも雨水を通すよう縦に部材が入っています。その上に横桟を施しています。

瓦屋根が完成するのが今から楽しみですね。

下山勇志

下仁田町「棟梁の木組みの家」構造見学のご案内

下仁田町にて上棟した「棟梁の木組みの家」の構造見学(要予約)を随時承ります。お住まいをご検討されている方でケイハウスが提案する住まいにご興味のある方はこの機会にぜひお申込みください。

構造見学では設計性能評価書取得済みの許容応力度計算した耐震等級3の設計内容や施工状況をご確認いただけます。その他、長期優良住宅認定基準の劣化対策や耐震性、維持管理、省エネの工夫、大工の手で刻まれた構造材の架構(木組み)、仕口や継手等も見どころです。

<構造見学の流れ> 約60分を想定
①ホームページのお問い合わせフォームまたはお電話にてお申込み(お申込み後に案内図をメールいたします)
②見学当日(現地集合、雨天決行)
③外部内部見学
④耐震耐風の要を説明、根拠説明
⑤解散
以上

お問い合わせフォームはこちら
お電話でのお申込みはこちら:027-386-5955

皆様のご参加をお待ちしております。

下仁田町「棟梁の木組みの家」が上棟しました

下仁田町の現場では二日目に登り梁の組み上げに入りようやく建物の格好になりました。写真は建て方二日目の様子です。上棟の様子をご紹介できればと思います。

二日目の天気も快晴となりました。日差しの強い中、大工さんには感謝です。

写真は一番上の棟木をおさめている様子です。皆で息を合わせておさめていきます。

写真は二日目の建て方が完了し二階から小屋組みを見たところになります。

今回の小屋組みは母屋(屋根垂木を支える横方向の構造材)を登り梁(棟に向かって斜めにかかる構造材)で受ける構法で垂木方式(その他には登り梁方式があります)となります。施主は弊社スタッフであり私の弟(棟梁)ですので手刻みの木組み(許容応力度計算による耐震等級3、設計性能評価取得)にこだわりました。

手刻みとは大工さんが墨付けを行い自らの手で鋸(のこぎり)や機械を使って加工することをさします。その分手間や時間を要しコストもかかりますが、組みあがると手刻みの良さを感じます。一番の利点はプレカット加工が不可能である角材(四角い梁)以外の丸太や太鼓梁、多角形の構造材を多用に使えることでしょうか。

そうした住まいは施主をはじめ、つくり手が作ろうと思わなければ実現しないものだと今回の現場を通じ改めて感じました。

ある建築家が住まいのデザインとは「好み」だと言っていました。私たちの仕事が好みだと言って頂けるようこれからも美しい木の住まいをデザインしていきたいと思います。

写真は南から見た様子です。二日目は垂木まで進みました。

写真は四日目の上棟式の際の写真です。三日目は大雨により作業がなかなか進みませんでしたが四日目の上棟式の際には屋根断熱と屋根構面(屋根の構造上重要な面材)まで進み無事に上棟を迎えることができました。

そしてこちらは本日の写真。通気桟(屋根の熱い空気を逃がすための下地材)を通して野地板を張っています。写真は朝の様子なのですでに完成したでしょうか。

写真は内部の様子です。2階の寝室から小屋組みを見たところになります。屋根断熱のスタイロフォームとブルーシートによって青い光に包まれています。

梅雨の時期に入りなかなか思うように工事も進みませんが一つ一つ丁寧に進めていきたいと思います。また、弊社にご依頼いただいているお客様には大変お待たせしてしまい申し訳ございません。順番に進めておりますのでもうしばらくお待ちくださいませ。

これから暑くなりますが熱中症等にお気を付けてお過ごしください。最後までご覧いただきありがとうございました。

下山勇志