妙義町の家
商業地から少し離れた緑豊かな山々が周囲に見える場所に建つ住宅。外観は平屋をベースにした2階建てとなっています。登り梁と呼ぶ屋根を支える斜めの構造の梁を外壁から少し出して、木の家造りの力強さ、上品さを表しています。玄関の横には土間収納を計画し、外出時に必要な荷物をスッキリ収納可能に。玄関からリビングまでの廊下には落ち着いた形の照明器具を付けて、仕事から帰って来た時に木の香りと旅館のような雰囲気で癒しの空間を演出します。リビングにたどり着けば、南側に2間(3.64m)の大きな掃き出し窓があり、畳に座って庭を見ながら家族団らんできる空間がそこにあります。また、長期優良住宅として認定され、災害時の停電にも強い味方となる太陽光発電パネルを設置し、建物として高い持続性を考えた計画となっています。
延床面積:127.52㎡
竣工:2019年
担当:尾身 優次