太陽に素直な家

敷地は住宅地で少し歩くと畑や田んぼがある自然豊かな場所です。集合住宅が東に隣接しており、集合住宅からの視線を遮ることと、冬の日射取得と夏の日射遮蔽を意識して設計しました。住まいの温熱環境を整えるため、外周部は高断熱で包み、吹抜と高窓を設置して太陽の日射を十分に室内に取り込めるようにしています。また、ウチとソトを緩やかに繋ぐため、居間の南開口部は木製ガラス戸とし、濡縁を設けました。真壁構造でスギやヒノキなどの木目を楽しみつつ、強度の高い継手や仕口による耐震等級3の設計施工で耐震性と耐久性に優れた住まいが完成しました。

所在地:下仁田町
延床面積:105.98㎡
竣工:2020年