下仁田町にて着工中の「太陽で床暖房する家」では外壁仕上げ工事に入りました。外壁は敷地周辺の景観や素材、持続可能な修繕を考え杉の板貼りを採用しました。
杉本来の色見を残したいので濃い色の防腐剤は塗装せずクリアとしています。色は徐々に変わっていきますが登り梁や軒裏と共に経年美化を楽しめます。
板貼りの良さはいつの時代にも素材があることです。例えば一枚の板が割れたり腐食したりすればその一枚だけを交換することができます。ステンレスのビス止めで施工していますので交換もしやすいのです。
また重量が軽いので耐震性に優れていて断熱性能が高いのもメリットです。デメリットは自然素材の為、反りや割れが生じます。しかし少々の雨水侵入があっても透湿防水シートの下葺きがしっかり施工されてますので問題ありません。通気胴縁(縦の木)の中ですぐに乾いてしまいます。
北の一面が貼れた写真です。現場から写真を届けてもらいました(^^)
縦張りも好きですが横張りもきれいですね。
隣地のお宅も外壁の板貼りを採用していて経年美化されていました。太陽で床暖房する家も時間の経過と共に美しく色が変わっていけば良いなーと願いながら今日も丁寧に施工していきます。
下山勇志