下仁田町「森の中の小さな家」では土留めの擁壁工事が完成しました。この後地鎮祭を執り行い、長期優良住宅の認定がおり次第基礎着工となります。
土留め擁壁工事について少しご紹介できればと思います。
コンクリート打設後に十分な養生期間を経て型枠をばらしました。こちらの写真は裏込めのモルタルの材料を運んでいるところです。
こちらは擁壁の裏の部分になります。擁壁は逆T字型となっていますので境界敷地内の部分に雨水などが流れるよう細工をします。こちらの写真はモルタルの下地となる砕石を転圧しているところです。
こちらの写真は基礎屋さんに撮影してもらいましたが、このようにモルタルを施工し、この上に石や砕石を入れて雨水を水抜き穴から出しやすくします。こうすることで擁壁への土圧・水圧が軽減されます。
こちらはすでに埋戻しが完了した写真です。擁壁近辺は砕石埋め戻しとしています。
完成写真全景です。地盤に近い低いところにある水抜き穴から雨水を出す仕組みです。これで安心して住宅建設に入れます。
こちらの写真はちょうど建物南の居間開口部から見た眺めです。室内から見たこの景色は贅沢です。建物を南に向けていますので以前の古家の時よりも日射を取り込むことができます。真南というよりは少し南西に向けてより長い時間日射取得できるようにしました。
山に囲まれた地域で朝の10時頃から太陽が出て、午後3時頃には陰ってしまう場所なので出来る限り日射取得できるよう南の開口部を広くした間取りになります。これから基礎着工に入りますが、完成が今から楽しみです。
下山勇志