北軽井沢の現場 加工が進んでいます

北軽井沢の現場の建前に向けた構造材加工が進んでいますのでご紹介したいと思います。。写真は小屋梁につかう栗の丸太です。皮はついてますが3年以上経った乾燥材になります。

末口尺1寸(330㎜)弱の丸太です。栗の丸太は住まい手さんの要望でした。平屋の吹抜に映える構造上重要な小屋梁になります。

棟梁により木の自然な曲がりを活かした多角形に仕上げていきます。

いい塩梅に加工できました。この小屋梁が空間にどう映えるか。建て方が楽しみです。

写真はプレカット加工された構造材です。今回も継手は「追っかけ大栓継ぎ」にしています。この継手は通常多い鎌継ぎに比べ引っ張りや圧縮に強く見栄えも美しいのが特徴です。金物に頼らない木組みで強度を確保しています。

こちらの写真は母屋や棟木を仕上げているところです。サンダーで平らに仕上げていきます。

こちらの写真は登り梁と桁梁の付け根部分におさめる面戸板の彫り込み加工をしているところです。大工さんが墨をつけています。

墨付けをした後丸ノコでカットしているところです。内部から見える面戸板になるため彫り込んでおさめることで気密性もアップします。

住まいの要となる構造を弊社では丁寧に加工しています。こうした事前準備が完成の美しさにつながると考えます。段取り八分といいますがまさにその通りだと思います。上棟まで丁寧に準備を進めていきます。

下山勇志