
いくぶん過ごしやすい気候になった今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。まだ湿度も高く蒸し暑さを感じますので体調には十分お気を付けください。
さて、基礎工事が進んでいる下仁田町の現場ですが、工場でも建て方に向けて準備が進んでおりますので少しご紹介できればと思います。
写真は屋根の構造の要となる登り梁です。室内から天井を見上げると見えてくる構造材になります。写真の手前側が斜めにカットされていますが、屋根をスッキリ見せるための工夫です。
奥と手前で色が違いますが、手前側は屋外に出るので外装用の塗装が施されています。

こちらの写真は屋根の鼻隠し板・破風板(屋根の先端のタル木を保護する材)です。モダンなデザインとするため屋根の色に合わせた色で塗装しました。軒樋(雨どい)の色も合わせていきます。

こちらは梁材です。梁と梁がT字に合わさる部分(仕口という)の金物の架構をしているところになります。手前の小口(梁の断面)の中央に孔がありますが、こちらからボルトを刺して梁の側面にある大きな孔に入れた材にボルトが刺さる仕組みです。Dボルトという金物で通常の金物とは違い梁があらわしになる部分に使います。材の中心で引けるので力が片寄らないのも利点です。

こちらも梁材になります。綺麗なのでつい写真を撮ってしまいました。
以前ブログで紹介した木配りにて選定した赤身の美しい梁。建て方時にきれいに配置されることを想像しながら楽しみに待ちたいと思います。建て方もご紹介できればと思いますのでお楽しみに。
下山勇志