作業場にて木配り

昨日は早朝より3月に上棟予定の住まいの木配りを行いました。
当社では丸太を製材した平角材を生で仕入れ時間をかけてゆっくりと天然乾燥した材を構造材として使用しています。本日は棟梁が削った材を並べ木の反りや表情、節の様子などを見ながら材をどの部位に使用するかの検討を行いました。

地域材を使う上で考えるのはすべて節のない上小節という材は無いという事です。節のある一等材も含まれている中で、居間や玄関などになるべく綺麗な材をもっていくということになります。節や色見が悪いから使わないということではなく、適材適所に材を配置していくことになります。

一本一本材を見ながら判断して墨付けをしていきます。

写真はきれいな赤身の梁があったので写真におさめました(^^)

含水率も平均20%前後と天然乾燥にしてはかなり乾いています。

墨付けした材をきれいに桟積みして加工場に運びます。
木配りは手間のかかる作業ですがこれをすることで住宅の中に木が綺麗に生きてきます。これからも風土に根付いた地域材の表情を住空間に活かした設計を心掛けていきたいと思います。

下山勇志