雨続きで延期していた富岡市O様邸新築工事の建て方が始まりました。O様邸は設計士さんの設計で当社は施工を請け負っています。先週の土曜日から建て始めて本日で5日目となりました。
写真は南西から見た様子です。柱と通し柱を立てて梁が組みあがったところになります。2間ピッチに通し柱があり揺れに強い構造になっています。
こちらは南東から見た様子です。中央の太い柱が大黒柱です。
こちらは大黒柱に梁が4方向から入った四方差し。手前の細い梁との間に埋め込み照明が入ります。
こちらの写真は先程の四方差しに長ホゾが入り車知栓でしめたおさまりにになります。色の違うハの字に入っている木が車知栓です。
こちらは隅の通し柱です。下屋の隅木が入るところですね。大工さんの墨付けが残っています。
写真は南の栗柱(多角形柱)をおさめているところです。レッカーで柱を吊り上げています。引き抜きに強い金物に栗柱を差してボルトで留めます。
写真は建物の傾きを見ているところです。ヨレをみるともいいます。
ヨレをみて仮筋交いを入れたら床構面となる杉Jパネル(36㎜厚)を張ります。
床構面は地震や風で揺れたときに壁にかかる力を床に伝えて揺れに耐える重要な役割を果たします。
居間吹抜部分の登り梁です。角材とせず太鼓梁(丸太の両側を落として上下に丸部分のある梁)としています。かっこいいですね。
道路からみた現場の様子。
こちらは本日の現場での様子になります。母屋(もや)の上に杉厚板を張り垂木まで施工できました。
垂木の留め付けの確認をしました。
屋根の垂木の様子です。この垂木間に15㎝の断熱材が入ります。杉の厚板にも断熱性能がありますので断熱材と合わせるとかなり良くなりますね。
こちらは登り梁と折置き組みのおさまりの様子。大黒柱は堅木を使っています。きれいですね。
これから屋根断熱、野地板工事と進んでいきます。屋根完成まで気を引き締めていきたいと思います。
下山勇志