前橋市の現場 木配りをしました

本日は前橋市の現場の木配りを行いました。木配りとは構造材をどの場所にどう使うか番付を行う作業です。今回もプレカット工場にて材を広げ、一本一本吟味しながら選ぶことができました。

写真は梁せい1尺(303㎜)の材になります。大人2人で持ち上げて反りを見たり木の元口(丸太の根本)や末口(木の先端部分)を見たり、色味を見たり、節の良し悪しを見たりと根気のいる作業です。

写真は小屋梁となる8寸(240㎜)の梁材になります。番付が終わったところの写真です。梁材は1本1本表情が違います。それをリビングや玄関等よく見える場所に優先的に良い材をもっていきます。そうすることで一等材(節がある材)でもすべての材を上手に余すことなく使うことができます。上棟して梁材が組みあがった時の美しさが違うのです。

弊社がつくる木の住まいは構造架構を活かしたデザインです。梁や柱があらわしとなるので木の香りや粘り強さが引き立つよう自然乾燥や低温乾燥材を使います。ご覧の通り材の色味が違います。高温乾燥ですと材が黄色っぽいのですがピンク色を維持した乾燥材になっています。この材が経年美化していきます。

午後は現場にて型枠の状態や給排水配管の確認、鉄筋の写真撮影に行きました。いよいよコンクリート打設となります。

写真は尺一寸(330㎜)の小屋梁です。これからプレカット加工及び手加工を施し建前の準備に入ります。まだまだやることは多いですが丁寧に準備を進めていきたいと思います。

下山勇志