南牧村の現場 木配りと基礎配筋検査を実施しました

本日は早朝より南牧村の現場の「木配り」を行いました。木配りとはどの梁材をどこに使うかを検討する作業になります。

意匠図と構造伏せ図を確認しながら、どの材をどの場所に使うかを検討し決めていきます。

集成材とは違い、無垢の構造材なので反りをみたり、木の性質をみてどのように乾燥して曲がるかを予測して一本一本決めていきます。

中には節(丸太の枝になる黒い丸模様)が少ない上小節と呼ばれる材も交じっているため、それを玄関やリビング等よく見えるところに使い、節が多い材等は目立たない場所に使い余すことなく適材適所に配置します。梁材は荷重が重く根気のいる作業ですがこれをすることで美しい空間をつくることができます。

写真は含水率を計っているところです。

自然乾燥で17.5という良い数字が出ました。他平均20前後でしたので合格としました。

墨付けされた梁材はプレカット工場へ運ばれて加工されます。その後引き取って手加工を施し現場に搬入されます。すべてプレカット工場に任せず、大工と設計者の目で材を見極めて配置する「木配り」。建て方の際に美しく組まれるのを今から楽しみにしています。

その後基礎配筋検査を実施しました。写真は現場の様子です。外周部の型枠も進んでいました。

住宅瑕疵担保保険会社である第三者機関の建築士による配筋検査の様子です。設計図書通り配筋されているかを確認してもらいました。

無事に合格となりいよいよコンクリート打設となります。

基礎屋さんには熱い中感謝です。きれいな配筋が完成しました。

これから給排水の配管の逃げ工事が完了後、コンクリート打設となります。
強度の強い基礎となるようしっかり品質管理をしていきたいと思います。

下山勇志