土留め擁壁が完成しました

下仁田町「森の中の小さな家」では土留めの擁壁工事が完成しました。この後地鎮祭を執り行い、長期優良住宅の認定がおり次第基礎着工となります。

土留め擁壁工事について少しご紹介できればと思います。

コンクリート打設後に十分な養生期間を経て型枠をばらしました。こちらの写真は裏込めのモルタルの材料を運んでいるところです。

こちらは擁壁の裏の部分になります。擁壁は逆T字型となっていますので境界敷地内の部分に雨水などが流れるよう細工をします。こちらの写真はモルタルの下地となる砕石を転圧しているところです。

こちらの写真は基礎屋さんに撮影してもらいましたが、このようにモルタルを施工し、この上に石や砕石を入れて雨水を水抜き穴から出しやすくします。こうすることで擁壁への土圧・水圧が軽減されます。

こちらはすでに埋戻しが完了した写真です。擁壁近辺は砕石埋め戻しとしています。

完成写真全景です。地盤に近い低いところにある水抜き穴から雨水を出す仕組みです。これで安心して住宅建設に入れます。

こちらの写真はちょうど建物南の居間開口部から見た眺めです。室内から見たこの景色は贅沢です。建物を南に向けていますので以前の古家の時よりも日射を取り込むことができます。真南というよりは少し南西に向けてより長い時間日射取得できるようにしました。

山に囲まれた地域で朝の10時頃から太陽が出て、午後3時頃には陰ってしまう場所なので出来る限り日射取得できるよう南の開口部を広くした間取りになります。これから基礎着工に入りますが、完成が今から楽しみです。

下山勇志

物置小屋が完成しました

本日下仁田の現場の帰り道、完成したN様邸物置小屋を見てきました。建具も設置され、すでに使用開始しています。

サイズは幅2.73m、奥行1.82mです。高さは大人が余裕で入れる高さになっています。

こちらの写真は物を入れる際に住まい手さんに撮影してもらったものです。両開きで大きな物も楽に入ります。

小屋の内部は合板現しです。棚も色々なところに付け足すことができ独自にカスタマイズできます。

横の写真。
雨樋もつけました。

建具屋さんの力作両開き戸。板の隙間が空いても大丈夫なように縦残を入れています。

引手は栗の多角形材。鍵もしっかりとしたものを付けてもらいました。

水が差しそうなところはガルバで板金処理をしました。

住宅と物置小屋。経年変化して色は変わってくると思いますが、木の家には木の物置小屋が合いますね。住まい手さんも物が片付いて喜んでいました。春には庭をDIYでつくる予定です。完成が楽しみです。

下山勇志

高崎市K様邸キッチンリフォーム工事が完成しました

高崎市K様邸のリフォーム工事が完成したのでご紹介いたします。K様邸は約15年前に設計士さんの設計で当社が施工したお家です。経年変化に伴う外壁板の塗装や子ども部屋の間仕切り等の工事もさせていただきました。今回はキッチンスペースの間仕切りと食事ができるカウンタースペース設置、ガスコンロまわりの改修、食品庫まわりの改修を行いました。

上写真はガスコンロまわりの改修後の写真です。ガスコンロは外国製のものから国内製のものに改修しました。コンロは4口あり鍋の移動も楽々です。手前の引き出しは新築当初から使われている調味料入れで、その横のタモフラッシュで作ったのが新設した調味料入れになります。コンロ背面の壁には以前にもご紹介しましたステンレス板を張り付け意匠も使い勝手も良くなりました。

こちらはキッチンと居間を仕切る3枚戸です。既存の間口が狭いため引違戸ではなく3枚戸としました。冬は薪ストーブが温まるのに時間を要するのでこちらを閉めて暖房器具でキッチンの暖をとります。3枚戸ですので春夏秋は開放して邪魔にならないサイズ感です。

こちらはキッチン後ろに新設した食事スペースになります。ケヤキのカウンターの木目が綺麗ですね。椅子は住まい手さん自ら家具工房で購入したものです。まるで以前からあったかのように馴染んでいます。

吊り戸はお皿やコップ等が収納できるようになっています。引違戸と開き戸、オープン棚と使い勝手を考えて3種類としました。

特に喜んでもらえたのは建具屋さんが作った小さな引出しです。カウンターの奥行めいっぱいに作ってくれたので写真のように布類をたたまないで収納できます。

今回の仕事を終えて改めて気づいたのは、当初の設計を大切にしたリフォームをすべきという事です。もちろん住まい手さんの課題解決のためフルリフォームをする必要がある場合もあります。しかしK様の場合は当初の設計であるキッチンのシンクとガスコンロの高さを変えたステンレスの天板が気に入っており、使い勝手も良いということなのでそこはそのまま利用することを提案させていただきました。これは設計者と施工者にとっては嬉しいことで新築当初の仕事が15年経って改めて認めていただいていることになります。

これからも住まい手さんに愛される住まいを提案し、喜ばれる仕事をしていきたいと思います。

下山 勇志

擁壁工事コンクリート打設

昨日は下仁田町「森の中の小さな家」の建築前擁壁造成工事の擁壁立上りコンクリート打設を行いました。コンクリートの強度、打設の具合をチェックし設計強度がでるよう管理しました。天気ももってくれて打設日和となりました。この後は雨予報でしたが良い養生になったと思います。

上写真は生コン車とポンプ車の様子。敷地が狭いのと入りにくい為一番小さいポンプ車を採用しました。

こちらの写真は打設の様子です。住宅基礎や土木工事を担当する恵建設さんの丁寧な仕事に感謝です。擁壁の高さがあるので上から振動棒、下は振動を与えてコンクリートを丁寧に打設していきます。着工にあたり安心安全な敷地づくりを行っていきます。

上写真は先日お引渡しとなった「太陽で床暖房する家」の塗装工事の様子です。当社では入居前にお施主様自身で床塗装をしていただくことが多いのですが、引っ越しが忙しいのでプロにお願いしたいということで塗装屋さんへ依頼しました。さすがプロは違います。丁寧に床板が塗装されていきます。ちなみに塗料は蜜蠟ワックスです。

トイレなどの水まわりは自然塗料のオスモを塗りました。塗装したところは色が濃くなり綺麗です。

太陽で床暖房する家はびおソーラー搭載の住まいとなります。これからのシーズン大活躍するびおソーラーと床下エアコンの感想を住まい手さんから聞くのが楽しみです。その際はぜひご紹介できればと思いますのでお楽しみに。

下山 勇志

森の中の小さな家 造成工事

本日は下仁田町「森の中の小さな家」の現場管理に行ってきました。現場では着工前の北側擁壁工事の立ち上がり型枠工事に入っております。

森の中の小さな家の敷地は北側隣地が1.4m~1.8m程高くなっており、水や土砂が流れてこないよう耐久性の高い擁壁工事を先行して行っております。住宅建築の前に適切な擁壁造成工事をすることで安心安全に住んでいける環境をつくります。

上写真は擁壁のベース下地になる砕石を転圧している様子です。地盤調査の結果地盤は良好だったためすぐに工事に入ることが出来ました。

こちら写真2枚は鉄筋の配筋の様子です。通常擁壁というと盛土をして土を塞き止める擁壁でL字型となりますが、今回は隣地の土をおさえるので逆T字型の擁壁となります。鉄筋もD13のダブル配筋です。

上写真は擁壁ベース部分のコンクリート打設の様子です。ポンプ車は使わずホッパーで打設しました。

そして本日立ち上がりの型枠工事です。この後垂直と鉄筋のかぶり厚をみて単管で固定しコンクリート打設となります。

耐久性の高い擁壁となるよう設計監理を徹底していきます。

下山 勇志

高崎市K様邸キッチンリフォーム工事

以前ご紹介した高崎市K様邸のキッチンスペースリフォーム工事が進んでおります。
すでに食事スペースカウンター(欅の板)が施工され、食器棚やパントリーの棚も完成しました。写真は電気屋さんが古いガスコンロの電気配線を切ってくれているところです。

こちらの写真はパントリーになります。電気配線の都合上壁の一部をふかして新たに杉板を張りました。棚は奥行や高さを変えて改修しています。
杉無垢板の木目が綺麗ですね。

こちらの写真はキッチン天板になります。外国製だったコンロを国産のものに取替えました。キッチン天板は新築当初よりガスコンロ側とシンク側で50㎜の段差をつけており、住まい手さんも使いやすく気に入っているのでそのまま活かすことにしました。

ガスコンロ背面の壁は既存ホワイトタイルの上にステンレス板を施工しました。こちらは富岡市にあるコクワさんに設置していただきました。

白くみえるシートのようなものは養生シートになります。シートを剥がすと綺麗なステンレスヘアライン仕上が見えました。

こちらの写真は以前食器棚に隣接してあったオーブンレンジです。食洗器があったスペースにぴったり納まりました。ガスコンロに近くなって使いやすそうです。

後は建具が入れば完成となります。今から完成が楽しみです。

下山勇志

工場見学会(木組み勉強会)のご案内

木組みとは?手刻みとは?と質問をされたときに皆様は答えられるでしょうか。住宅業界に従事している実務者でさえ正しく答えらる人は少ないと思います。木造軸組工法において大切な構造材の継手や仕口がどうなっているのか。また、プレカット(機械加工)と手刻み(大工の手で加工)でどう違うのかを現在進行中の現場の構造材を題材に説明する勉強会を開催します。
大工の実演と参加者の体験を通して正しい知識を習得していただき、皆様の家づくりのお役にたてれば幸いです。ご参加をお待ちしております。

【工場見学会 開催概要】
日 時:2021年10月23日(土)13:00受付開始 13:30開始
場 所:有限会社ケイハウス本社工場
住 所:群馬県甘楽郡下仁田町大字馬山4335-5
対象者:家づくりをお考えの方(先着5組まで)

<プログラム>
13:30 開会
13:01 挨拶
13:03 手刻み見学
13:30 手刻みとプレカットについて説明(気になるコストも説明)
14:00 木組み体験
14:45 質疑応答
15:00 終了・解散
※上記はあくまで予定です。こちらの都合で変更となる場合があります。

※本見学会は予約制です。10月20日(水)までに下記までお電話、又はお問合せフォームよりご予約をお願いします。

ご予約・お問合せはこちら
TEL:027-386-5955(高崎支店)
お問合せフォーム

※上記写真は2020年に撮影したものです。実際に見学できる構造材と異なります。

<会場案内図>

以上

森の中の小さな家 地盤調査立ち合い

本日は下仁田町にて着工予定の「森の中の小さな家」の地盤調査を行いました。調査結果後、隣地との土留め擁壁工事から開始となります。

「森の中の小さな家」は古家を解体しての建て替えの現場です。解体した古家は手を加えてはいたものの築100年以上経過しており、床面積も大きく、構造上一部腐食や長ホゾが抜けていたりと課題がありました。住まい手は平屋のような小さな家を望んでいたのもあり建て替えをすることとなりました。

新たなお家は床面積を最小限に抑え、耐震性と断熱性に優れた別荘のようなお家(長期優良住宅)になります。随時ご紹介できればと思いますのでお楽しみに。

そして、上写真は2年前に竣工・引渡しをした「子どもが走りまわれる家」の駐車場土間コンクリートを本日打設しました。駐車場土間の右側の建物南東にはDIYで芝生と木を植える予定です。

こちらは同敷地内の北東隅に建てる物置小屋の基礎になります。物置は永く持つように木造でつくります。さて、どんな物置小屋になるでしょうか。随時ご紹介できればと思います。

下山勇志