本日より下仁田町「森の中の小さな家」の建て方となりました。当初は曇り予報でしたが太陽が徐々に出てきて現場にも陽があたり始めました。
写真は南西から見た様子です。2間ピッチの通し柱に胴差(外周りの2階床梁)が刺さりました。通し柱はすべて5寸角(150㎜角)です。
上写真は中央の5寸角通し柱に4方差しです。太い柱を使うことで断面欠損による耐力低下を補っています。
今回はDボルトにて緊結。Dボルトは梁の中央で引ける許容耐力の高い化粧ボルトです。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。
上写真は南の開口部付近の通し柱です。障子が納まるよう太い柱になっています。梁の高さに段差を付けて欠損を減らしつつ木製建具の鴨居の役目もあります。
こちらが居間から見た南開口部です。中央の2間が木製片引き戸になり、両側に引き込まれ外と内をつなぎます。
部屋南西から南東を見る。南の陽当りの良い場所に台所と居間をもってきました。この時間になると陽が奥まで入る予定です。
構造材は群馬県産材の天然乾燥材。木目が綺麗ですね。
森の中の小さな家の構造材(梁や柱など)はすべて化粧(見える)になります。木組みの迫力と木の質感、高温多湿な気候風土に合う真壁の家を地元の大工さんと共に提供していきます。明日はいよいよ棟まで上がります。随時ご紹介していきますのでお楽しみに。
下山勇志