安中市 ふるやの平屋 気密シート、床貼り工事

梅雨に入り湿気の多い時期になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。洗濯物が乾かないで困りますね。この時期はガス乾燥機が重宝するのではないでしょうか。

さて、安中市の現場では断熱材の気密シートを施工し、床張り工事に入っております。こちらの写真は数日前に現場に寄った際に撮影したもので床貼りはあらかた完了していますが少しご紹介できればと思います。

床材はヒノキです。ヒノキでも上小節(じょうこふし)といい節が少ない種類になります。この上は無節(むぶし)といい節が無い商品です。杉と同じく赤身と白太部分があって綺麗ですね。大工さんが丁寧に貼ってくれています。

床を貼る前に大切なのが防湿シートと気密処理です。写真の英語が書いてある紙が防湿シートです。デュポンタイベックスマートといいます。こちらのシートは通常の防湿ビニールシートとは違って夏型結露に対応したものになっています。壁内結露防止として内部の防湿シートを施工するのは一般的になってきましたが、夏型結露まで考えた施工をしているところは少ないのではないでしょうか。こちらの防湿シートは夏の外気温が高く湿度が高い状態の時に室内を冷房して気温が低くなった際外の湿気を通す仕組みになっています。外と中の温度差が激しい場合や湿度の状態により起こることなので正確には定常計算を行い必要かどうかを判断すると良いでしょう。

写真は床との取り合い部分を気密テープで抑えた様子です。ここに床板を挟んでいきます。壁の石膏ボードと床板でしっかり気密処理を行います。

こちらの写真はコンセントと配管廻りの気密処理の様子です。当社では数年前から断熱と気密の重要性を学びこのような気密部材で施工をしております。

コンセント気密ボックスはこのようになっており、配線付近から湿気が壁内に入るのを防ぎます。

断熱性能は正しい施工をすることで成果が発揮されるものだと考えます。これからも正しい設計と施工に力を入れていきます。

下山勇志