下仁田町の現場 中間検査と屋根、断熱工事

下仁田町の現場では県による中間検査を行いました。写真はその時期に撮影したものです。中間検査は「屋根の小屋組工事及び構造耐力上主要な軸組工事」が完了した際に設計図書通りにできているか確認する検査です。

写真は耐力壁(地震時に耐えるための壁)の一部写真になります。屋根まで力が伝わるため、小屋束も同等の引き抜き金物を使用しています。

写真右側の構造用面材も屋根構面(屋根面)まで到達させて施工することが肝要です。力がしっかり各面に伝わるよう設計施工しています。

2階床の構造用合板の釘の種類と間隔を確認しました。

写真は柱のコミ栓(長ホゾと梁を固定する木栓)と引き抜きに強い金物(Dボルト)の様子。

基礎断熱も丁寧に施工できました。外気の冷気が入らないよう隙間なく施工します。

写真は壁断熱を施工したところです。隙間なく充填します。この後防湿シート(湿気を壁内に入れないためのシート)の施工となります。

屋根工事も進んでいます。写真は外観です。

写真は軒先の様子です。今回は三晃葺きという葺き方になります。この葺き方は一番雨漏りしにくいです。

写真のピンク色の金物は吊子(つりこ)といわれる部材で専用ビスで通気桟と垂木にしっかり固定します。この金物が風による吹き上げに大きな役割を持ちます。

固定後に最後に開いている部分にカバーをして機械でかしめて(折り込んで)完了です。シンプルで板金の継ぎ目もなく安心です。

これから晴れの日予報が続いており一安心ですが屋根じまいが早くできるよう管理していきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

下山勇志

高崎市 用水路沿いの平屋 ストーブ下の石工事

高崎市の現場、用水路沿いの平屋では薪ストーブの下に敷く石張り工事に入りました。本日タイル屋さんと割付等打ち合わせを行いました。

石の模様を見ながら石配り(どの石をどのように張るか検討)を行い決定しました。どれも天然の大谷石(厚さ20㎜)なので不純物が混じっていたり穴が開いていたりしていますが、自分なりに納得できる配置になったと思います。

写真は目地(石と石の間)をとりながら張っているところです。

電気屋さんも照明の取り付け工事に入っています。写真は今回初めて採用する電球です。60Wしかないのですがどのように灯るか今から楽しみです。

下山勇志

高崎市の現場 塗り壁下地工事

高崎市「用水路沿いの平屋」現場では内部の塗り壁下地工事が完了しました。

写真はリビングの様子になります。私の好きな角度の写真です。

ブルーシートが外れれば窓際が一番好きなところになると思います。

製材した群馬県産材を自然乾燥や低温乾燥して構造材に利用しています。それも真壁で梁や柱を見せるというのが好みです。

木の住まいデザインする。それはただ美しい住まいをつくることだけに留まりません。より丈夫で長持ちする構造体をつくることをはじめ様々なことを考えて設計施工しなくてはいけないと考えます。

例えば上に見える栗の多角形小屋梁は杉材では耐えられないので栗の丸太をつかっています。その他にも堅木(かたぎ。広葉樹)を必要なところに散りばめています。

完成見学会ではそういったところも見てほしいと思います。

下山勇志

高崎市「用水路沿いの平屋」完成見学会のご案内

高崎市にて建築中の「用水路沿いの平屋」の完成見学会を下記日程で開催いたします。駐車スペースの関係で時間決めでのご案内となりますのでご了承ください。参加ご希望のお客様はご希望の日時をお知らせくださいませ。

【見学会概要】
開催日:2025年 11月29日(土)、30日(日)、12月6日(土)、7日(日)
場 所:高崎市内(ご予約後に場所の詳細をお伝えします)
時 間:10時~ 11時~ 13時~ 14時~ 15時~
注意点:駐車スペースが1台のみとなります。乗り合わせでご来場ください
弊社にて建築したOBの皆様も歓迎します

敷地は以前農地だった分譲地の一画で、南には農業用水路を挟んだ道路に接している場所です。間口(まぐち)のある敷地ということもあり、伸びやかな平屋を計画しました。出入口と反対側の南西側に庭を取り、LDKの開口部を設けています。洗面室や浴室といった通常北側に配置する機能を南に設けているのも特徴です。

【DATA】
一戸建ての住宅(平屋) 延床面積99.37㎡
長期優良住宅認定(許容応力度計算による耐震等級3)
断熱性能等級6、一次エネルギー消費量等級6(6地域) UA値0.35、ηAC値1.2
BEI値0.33 第三者評価BELSにてZEH取得

【見所】
1.重心を低く抑えた外観と構造を意匠とした内部
2.木材を適材適所につかった構造材と造作材
3.LDK開口部と庭との繋がり
4.お気に入りの石と木材、漆喰で仕上げた内部空間
5.雨の日も室内から楽しむ設え

完全予約制(当日不可)となります。
ご予約はお電話又はメール、初めての方はお問い合わせフォームにてお願いします。

ご予約はこちら
有限会社ケイハウス 電話027-386-5955
お問い合わせフォーム https://keihouse1994.jp/contact/

【現在のご予約状況】
11/29(土) 10時〇 11時〇 13時× 14時〇 15時〇
11/30(日)  10時× 11時〇 13時〇 14時〇 15時〇
12/06(土) 10時〇 11時〇 13時× 14時〇 15時〇
12/07(日)  10時〇 11時〇 13時〇 14時〇 15時〇

高崎市の現場 左官、タイル工事に入りました

高崎市の現場では大工工事がまだ完了していませんが、工程の都合で玄関ポーチの左官工事(洗い出し仕上げ)に入っています。玄関内部の床は石張りとなるので、タイル工事も同時に進行しています。

写真はタイル屋さんが幅木の石を張っているところです。今回は諏訪の鉄平石を使いました。今はなかなか手に入らないということですが、少量の為何とか手に入れることができました。

写真は3枚ほど張った様子です。石と石が合わさる部分はあえてカットせず、自然のままとしてもらいました。

こちらの写真は幅木が張り終えたところです。鉄平石の風合いが好きで今回採用しました。多くの人に見てもらえると幸いです。

どのように張っていくか検討するため仮置きをしました。

張り方が決まり、施工に入りました。完成写真はまだなので後日紹介できればと思います。

高崎の現場は11月29日、30日で完成見学会を予定しています。正式には後日ご案内いたしますので、ぜひこの機会に見学くださいませ。

下山勇志

下仁田町の現場 上棟しました

下仁田町の現場では昨日より建て方(レッカーによる棟上げ)に入り、本日上棟となりましたのでご紹介できればと思います。

写真は昨日の様子です。レッカーにて通し柱をおさめているところになります。

土台の継ぎ手位置とアンカーボルトによる抑え位置も確認しました。

写真は中央の通し柱に床梁を差し込んでいるところです。すべて化粧(見えてくる材)になりますので慎重に施工していきます。

こちらの写真は1階の柱と梁が組め、2階の剛床(構造上重要な床のパネル)が完成した時のものです。雨が心配でしたが何とか持ちこたえてくれました。

写真は2階の小屋梁をおさめているところになります。息を合わせて材を叩いて梁を組んでいきます。

弊社では柱のホゾ(柱先端の飛び出ている凹凸材)を通常4.5㎝のところを9㎝以上で施工しています。これにより引き抜きに強くなります。

写真は2階の空間です。棟まで組まれて屋根の構造材を張っているところです。

リビングから見た勾配天井。構造と意匠を両立する屋根構造です。

写真は中央の通し柱に組まれた床梁です。安心感があります。

写真は屋根の野垂木(のだるき)を設置していところになります。野垂木の間に屋根断熱材が入ります。

本日の施工は終了です。ブルーシートで囲ってまた明日屋根の下地作りに入ります。

断熱材まで施工できたので明日から防湿シート、通気桟、野地板、アスファルトルーフィングと防水工事が進んでいきます。屋根完成が楽しみです。

下山勇志

下仁田町の現場 土間洗いと土台敷き

今日から10月ですね。先月ではありますが下仁田町の現場では住宅基礎が完成し、基礎の土間の洗いと土台敷きが完了しました。現場から写真が届きましたのでご紹介できればと思います。

今回の住まいは基礎断熱工法となりますので、基礎の泥を洗い流しました。

写真は土台敷きの様子です。基礎の土間清掃後はブルーシートにて養生をします。基礎の外周部の立上りの上に黒いゴムのような部材が設置されていますが、こちらが気密パッキンになります。基礎と土台をアンカーボルトで絞めることで気密をとることができます。

写真は土台敷きが完了した様子です。アンカーボルト位置や土台継ぎ手位置も問題なく設置できたようです。

写真は雨に備えて養生が完了した様子です。これから材料運び、仮設足場設置と進みます。建て方が今から楽しみです。

下山勇志

下仁田町の現場 基礎型枠がはずれました

本日は玄関土間高さの打ち合わせに下仁田町の現場へ。昨日から基礎の型枠を外していましたが本日外面の型枠も外され基礎の全体像を見ることができました。

写真は北西から見た様子です。東西南北に隣地住宅がある敷地で、わずか視線が抜ける場所にリビングの開口部を設けました。写真右手の丘が見える場所になります。

写真は外回りの基礎面です。ジャンガ(骨材(砂利)が基礎コンクリートの一部に集まって空隙になった不良部分)も無くきれいに打設できました。

こちらは入り隅部分。基礎天端もレベラーの打設時期を工夫することで小ヒビが入らず施工できています。

写真は基礎断熱施工状況の様子。玄関土間コンクリートを打設するため先行して基礎断熱を施工します。

これから基礎面や天端の清掃、玄関土間コンクリートの型枠と打設、埋め戻しと工事が進みます。

基礎完成まであと少しです。上棟まで段取り良く工事を進めていきます。

下山勇志