先週から建て方に入っていた前橋の現場では上屋下屋共に屋根の下葺きまで完了し無事に上棟式をむかえることができました。梅雨時期の天気の様子をみながらの作業で思うように進みませんでしたが安全第一で丁寧に施工できたと思います。職人の皆様に感謝です。
上棟式では住まい手さんによる挨拶と直会もしていただきました。改めて感謝申し上げます。
写真は当日の帰り間際の写真です。屋根の下葺きができたので雨が降っても安心です。
少し工事の様子をご紹介出ればと思います。
こちらの写真は上棟日当日の屋根の野地板を張っているところです。下には通気桟がありここの隙間から空気が抜ける構造になっています。常に乾燥を保ち木材の良い状態をつくる工夫です。
2階の深い軒の写真です。雨や夏の日射から建物を守ります。
1階の構造躯体です。許容応力度計算をした耐震等級3をクリアしています。大黒柱はヒノキの18㎝角です。
こちらは2階の柱の仕口部分になります。まだ途中ですが設計図どおりできているか確認をしました。柱の仕口は長ホゾコミ栓打ちを基本に必要な箇所は金物で緊結します。
2階の小屋組みの様子。構造架構を現しとした意匠です。右上に見えるのが腰屋根で夏の排熱と冬の日射取得に役立ちます。
腰屋根のアップ写真。これから断熱材や窓が入り形になっていきます。今から完成が楽しみです。
前橋のお家は総2階+下屋の構造プランでスケルトンインフィルの考えで設計しております。これから構造を固めてから内部(インフィル)に入っていきますが構造以外は自由なので心地よい空間になるよう設計施工を進めていきたいと思います。
下山勇志