前橋市の現場 地盤調査へ

昨日は前橋市の現場にて地盤調査を行いました。本現場では古家の解体工事が完了し、綺麗に整地され敷地がより広く感じられます。手前の石は外構工事で再利用する石です。

地盤調査は信頼のおける地盤調査専門会社へ依頼をしました。スクリューウエイト貫入試験とハンドオーガーボーリング試験の双方を実施する業者さんです。通常スクリューウエイト貫入試験で判断しますが、今回は土を採取して含水率を調べるハンドオーガーボーリング試験も実施しました。こちらを実施することで地層を明確に判断でき水位も正確に把握できます。

こちらの写真はハンドオーガーボーリング調査の土を採取しているところです。人力でやるので力がいります。

採取した土を確かめているところです。最終的には解析により地盤補強の有無を決断しますが調査員の土の感触や長年の感も大切になります。

採取した土を並べた様子です。手前から表層土で奥に行くほど深くなり水交じりの砂質土になります。

採取した穴の様子。実際に地層を見ることでどのくらい耐えられそうか感じることができました。地盤調査の結果を踏まえて頑丈な基礎を設計したいと思います。

下山勇志

雑誌の撮影と取材へ

昨日は雑誌「群馬の家」の撮影と取材に下仁田町「あじさい園の望む囲いの家」へ訪問しました。コロナ禍もあって対面での取材は久方ぶりになります。

写真は近場の景色。田園と山が美しかったので思わず撮影してしまいました。

写真はリビングから庭を観た様子です。お引渡しから一年と少し経ち内部の床や梁の色もいい色になってきました。外構フェンスも仕上がって芝生も綺麗に管理されています。ウッドデッキの床は住まい手さん自身でペーパーをかけて再塗装をしたそうです。ちょっとしたメンテナンスで美しい姿を保つことができますね。

取材の中で依然の住まいより暖かく快適に暮らしているとお話があり嬉しくなりました。お子様もこの家いい家だねと言ってくれているようです。つくり手としてうれしいお言葉をいただきました。これからも快適に幸せな暮らしをおくってほしいと思います。撮影した写真は後日HP等でご紹介したいと思います。取材にご協力いただいた住まい手さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

下山勇志

北軽井沢の家 地鎮祭

昨日、長野原町「北軽井沢の家」の地鎮祭を執り行いました。建築確認申請と長期優良住宅申請許可まで時間を要しており基礎工事開始までもう少し時間がかかりますが許可の目途がたったので予定通り行うことができました。

住まい手による隣地高木の伐採も完了し舞台は整いました。写真は弊社にて丸太の引き取りを行っているところです。写真は末口1尺くらいのアカマツです。十分乾燥すれば丸太梁として使えます。住まい手さんに感謝です。

こちらはカラマツです。ユニック車では多く積めないので4m材に切って運びます。

年輪の様子。40年~50年でしょうか。梁材になり活躍してくれる日を今から楽しみにしたいと思います。

申請が通り次第基礎着工となります。随時ご紹介できればと思います。

下山勇志

富岡市O様邸の防水検査を実施

本日は富岡市O様邸の外装下地検査(防水検査)を実施しました。第三者機関の建築士さんにチェックをしていただき無事合格となりました。これから通気胴縁、ガラ板張り、塗り壁の下塗りに入ります。写真は北側道路から見た様子です。木製ガラス戸の開口部枠も入り形になってきました。

写真は上屋の屋根です。軒先を平葺きにしてスッキリ見せています。綺麗におさまりました。

こちらの写真は内部の様子。床に張られた杉板は下地材で厚さ30㎜です。下地材も無垢材で施工しています。この上に仕上げ材の床板を張っていきます。

こちらは居間の南開口部です。こちらに木製ガラス戸が入ります。心地よい空間になります。

杉磨き丸太の鴨居おさまりです。綺麗におさまっています。手前の鴨居ミゾには障子が入る予定です。

2階では大工さんが床張りに入っています。今回の床材は堅木のナラ材です。配線スペースの根太の上に張っていきます。

壁断熱は袋入り高性能グラスウール16Kを使用。気密を取るために床板にしっかり挟んで施工していきます。この後石膏ボードで壁のシートを抑えて気密を取っていきます。

板金屋さんも外周りの工事がほぼ完了したのでこれから外装を先行して工事が進んでいきますが設計士さんと一つ一つ打ち合わせを重ねて丁寧に施工していきたいと思います。

下山勇志

建替えに伴う解体と樹木移設工事

本日は前橋市の現場にて建替えに伴う樹木移設工事を行いました。設計依頼を受けて初めて敷地を見たときにこちらの庭を活かした住まいにしたいと感じました。造園屋さんに見てもらい住まい手さんとも相談してモミジ、ツツジ、キンモクセイを活かすことにしました。

こちらの写真はモミジの根っこまわりを掘った写真です。造園屋さんによると土が良すぎて大きな根っこが下に伸びているとのことです。細かい毛細血管のような根っこが多い方が根付きが良いらしく丁寧に周りを掘ってもらいました。ブロック塀側は細かい根が比較的多かったので工事期間中うまく根付いて枯れなければいいなぁと願っています。

ユニック車いっぱいに積みあがった樹木。

下の根っこまわりを巻いてあるのを鉢というそうですが、鉢が綺麗にできました。この状態であれば水をくれれば生きるようです。

解体も進んでおります。写真は内部のものですが驚いたのは土壁です。仕上げ材の京壁の下に隠れていました。耐力壁としても認められている土壁。長い年月この建物を支えてきました。また蓄熱性能もあるので夏はひんやりと室内を調湿していたことでしょう。

こちらは剥がす前の内部壁です。こちらの下地にもおそらく土壁が使われていると思います。地震にも耐えてきた土壁。現在やりたくてもできる左官屋さんが少ないと聞きます。壊すのはもったいないですが現在の工法でさらに強く耐久性の高い壁を作りたいと思います。

下山勇志

北軽井沢の家 地盤調査

本日はこれから始まる「北軽井沢の家」の地盤調査を行いました。耐震性の高い住まいは強い地盤から成り立ちます。当社では地盤調査の結果を踏まえて改めて基礎の設計を行っています。北軽井沢のこの地域は比較的地盤が良いとのことで、貫入深さ85㎝のところでスクリューポイントが支持層まで到達しました。

他の地点も同様の結果だったので安心しました。調査結果が出次第基礎設計に反映していきたいと思います。

写真は敷地全体を見た写真です。素晴らしいロケーションです。道路より少し上がった地盤面を活かして建物を配置します。

こちらは今年の3月に現地調査へ行ったときの写真です。雪景色も美しい場所です。

南を見た写真。隣地からはほぼ見えません。冬には葉っぱが落ちて室内への日射取得が期待できます。

こちらは現在の南側の様子。住まい手さん自身で高くなった樹木を伐採しました。更に土地に広がりが出ました。

立派なカラマツです。今はあまり梁に使いませんが昔はカラマツは力がありよく使ったものです。ねじれや狂いがなければ小屋梁に最適ですね。

これから確認申請をして着工を迎えます。高断熱性能の心地よい住まいになりますので随時ご紹介できればと思います。

下山勇志

2階ウッドデッキと塗装のメンテナンスへ

本日は築15年経つ高崎の住まい手さん宅のメンテナンスへ行ってきました。設計士さんの設計で当社が施工をした住まいになります。住まい手さんから2階のウッドデッキが一部腐食してしまったのと2階の東側妻壁の板の塗装が落ちてきたので上塗りしたいという要望でした。写真は塗装前の様子です。2階の妻壁は屋根に近いところと違って下の方は雨に当たりやすく塗料が落ちやすいのです。

こちらは本日施工後の写真です。同色の塗料で上塗りをしました。光の加減で良くわからないかもしれませんが、綺麗になりました。しかし15年経つのにこの綺麗な外観。壁はリシンの藁入り横引きずり仕上げです。リシンなので少し雨が染み込みますがすぐ乾いてこの通りです。木部分は一度塗装をやり直していますが綺麗に維持管理されています。

こちらは2階のウッドデッキになります。一部腐食して板が取れてしまいました。木は腐食菌と水、空気があると腐ります。腐食菌が付かなければ濡れても乾けば長持ちするものなのです。15年経ちますがこの部分だけで他はまだまだ大丈夫でした。

こちらは工事完了後の写真です。「木は腐ったら取り替える」という考えで、しっかりメンテナンスをすることで永く使えます。一枚目の写真の左上にある2階のデッキですがしっかり作ればこのように持つんですね。建築当時と同じヒノキ板で仕上げました。他のデッキの柱や根太等はまだまだ大丈夫でした。

今回のメンテナンスをしてみて維持管理は大切だと改めて感じました。取り替える程度であれば数万円で済みます。住まい手さんが異変に気づいたり注意を払って維持管理をしていくことで住まいも長持ちするのだと思います。

将来のメンテナンスを考えて維持管理がしやすいよう建築時から考えられた住まいをこれからもつくっていきたいと思います。

下山勇志

ふるやの平屋 完成見学会御礼

9月3日、4日と開催しました安中市「ふるやの平屋」完成見学会にご参加いただき誠にありがとうございました。見学会では当社のスタイルや考え方に共感いただき感謝申し上げます。これからも住まい手様に愛される住まいを設計施工してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

結びに完成見学会にご協力くださいました住まい手様へ感謝申し上げます。
ありがとうございました。

写真は完成外観写真と内観写真です。外観はシンプルで伸びやかな切妻屋根が特徴です。内観は構造をあらわしとした凛とした飽きのこない空間となりました。

境界立会いと富岡の現場構造検査へ

本日は朝から前橋市にて設計契約いただいた住まい手さんの敷地の境界確定を行いました。近隣の皆様にご協力いただき無事に境界杭の位置が確認できました。境界杭は建築するにあたり非常に重要になります。隣地との境界から建築物や屋根等が出てしまっては困りますので、当社では必ず境界の確認をしています。測量図などの図面がなくて不明な場合は専門家である土地家屋調査士さんに依頼し境界確定図を作成してもらいます。

写真は敷地の全体を映したものです。現在設計中ですが昔からそこにあったかのような佇まいの住まいをつくりたいと思います。

場所は変わって富岡市、工作舎さん設計のO様邸です。本日は第三者機関による構造検査でした。

内部は荒床を張っていて空間の全体像がみえるようになりました。外部も透湿防水シートが貼れたので雨も心配ありません。

今回のお家は床断熱(厚さ100㎜)です。ぴったりに施工して気密テープで気密をとります。

耐力壁である筋交いや金物の確認を行いました。検査も無事合格です。

これから内法加工、アルミサッシの取り付けに入ります。開口部ができてくるとますます形になってきます。設計士さんと打ち合わせを重ねて丁寧に工事を進めていきたいと思います。

下山勇志