北軽井沢の家 基礎工事現場管理

北軽井沢の家では基礎工事が進んでいます。建物付近の土鋤取りから基礎の地中梁の掘削が完了し砕石を敷いて入念に転圧を行いました。写真は砕石を入れる前に土の状態で転圧をしている所です。砕石を敷いてから再度転圧を行います。

掘削した土を確認しましたが砂質土でした。先日雨が降りましたが砂質土部分は水が浸透してぬかるみが少なかったです。

こちらの写真は掘削時に出てきた石の断面です。浅間山の噴火の際に落ちてきた石でしょうか。なかなか見ない断面の石です。

砕石の転圧を入念に行った後防湿シートを施工します。写真は昨日の様子です。シートを抑えるように捨てコンクリートを打設していきます。捨てコンクリートは型枠の墨出しや鉄筋のスペーサーの受台として欠かせません。

写真は捨てコンクリートが完了した様子です。北軽井沢は寒い地域ですので基礎の根入れ深さを850㎜以上としています。捨てコンクリートが硬化したら型枠設置、鉄筋の配筋になります。強度の高い基礎となるようしっかり管理していきたいと思います。

下山勇志

北軽井沢の家 基礎工事に入りました

北軽井沢の家では建築確認申請及び長期優良住宅認定申請が完了し本日基礎着工となりました。

ちょうど水道屋さんも来ており敷地内への給水引込工事をしている最中でした。丁寧で素早い工事をされてました。

写真は建物廻りの掘削が概ね完了した所です。手前に新たな侵入口もつくります。

掘削した地盤の様子です。地盤調査結果から得られた地質と同様か確認をしました。砂まじりの良い地盤です。

建物廻りの根切工事もひと段落し周辺の地盤を削り取っています。伐根をした際にできた凹凸を削り低いところへ土を入れて整地していきます。

別の角度から見た様子です。やはり大きなユンボは違いますね。仕事が早いです。水道屋さんも給水取り出し工事が完了し仮設水道が設置されました。

写真は現場丸太の小口。ふと美しいと思い撮影しました。これから住まい手さんの手によって薪になります。

今日は少し寒さを感じる日となりました。天気や気温に注意を払いながら丁寧に工事を進めていきたいと思います。

下山勇志

高校生による就業体験

先週のお話ですが富岡高等学校の課題解決型インターンシップ(就業体験)の受け入れを行いました。弊社には1年生の生徒が参加しました。趣旨としては「なりたい自分」になるために「今の自分」を探究する。同時に地域・業界・事業所などが実際に抱えている課題の中から取り組むべき課題を見出し解決策を考え将来の地域の未来を探究するというものです。

打ち合わせの電話時に住宅設計に興味があるとのこと。設計を学ぶには木の事や現場を学ぶということで一日目は木材に触れ、現場を学んでいただきました。写真は木を実際に削っているところです。本人は初めての経験で楽しかったようです。

二日目、三日目は実際に計画中の高崎の現場に同行してもらいました。建て替えの現場でしたが現地調査、市役所調査を一緒に行いました。ちなみに写真に写っているのは私です。

三日目にはプランニングにも挑戦してもらいました。短い間でしたがなりたい自分探しのきっかけになれなら幸いです。次の日にはしっかりと御礼のメールをくれました。今の子はしっかりしているのですねぇ。

下山勇志

前橋市の現場 地盤調査へ

昨日は前橋市の現場にて地盤調査を行いました。本現場では古家の解体工事が完了し、綺麗に整地され敷地がより広く感じられます。手前の石は外構工事で再利用する石です。

地盤調査は信頼のおける地盤調査専門会社へ依頼をしました。スクリューウエイト貫入試験とハンドオーガーボーリング試験の双方を実施する業者さんです。通常スクリューウエイト貫入試験で判断しますが、今回は土を採取して含水率を調べるハンドオーガーボーリング試験も実施しました。こちらを実施することで地層を明確に判断でき水位も正確に把握できます。

こちらの写真はハンドオーガーボーリング調査の土を採取しているところです。人力でやるので力がいります。

採取した土を確かめているところです。最終的には解析により地盤補強の有無を決断しますが調査員の土の感触や長年の感も大切になります。

採取した土を並べた様子です。手前から表層土で奥に行くほど深くなり水交じりの砂質土になります。

採取した穴の様子。実際に地層を見ることでどのくらい耐えられそうか感じることができました。地盤調査の結果を踏まえて頑丈な基礎を設計したいと思います。

下山勇志

雑誌の撮影と取材へ

昨日は雑誌「群馬の家」の撮影と取材に下仁田町「あじさい園の望む囲いの家」へ訪問しました。コロナ禍もあって対面での取材は久方ぶりになります。

写真は近場の景色。田園と山が美しかったので思わず撮影してしまいました。

写真はリビングから庭を観た様子です。お引渡しから一年と少し経ち内部の床や梁の色もいい色になってきました。外構フェンスも仕上がって芝生も綺麗に管理されています。ウッドデッキの床は住まい手さん自身でペーパーをかけて再塗装をしたそうです。ちょっとしたメンテナンスで美しい姿を保つことができますね。

取材の中で依然の住まいより暖かく快適に暮らしているとお話があり嬉しくなりました。お子様もこの家いい家だねと言ってくれているようです。つくり手としてうれしいお言葉をいただきました。これからも快適に幸せな暮らしをおくってほしいと思います。撮影した写真は後日HP等でご紹介したいと思います。取材にご協力いただいた住まい手さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。

下山勇志

北軽井沢の家 地鎮祭

昨日、長野原町「北軽井沢の家」の地鎮祭を執り行いました。建築確認申請と長期優良住宅申請許可まで時間を要しており基礎工事開始までもう少し時間がかかりますが許可の目途がたったので予定通り行うことができました。

住まい手による隣地高木の伐採も完了し舞台は整いました。写真は弊社にて丸太の引き取りを行っているところです。写真は末口1尺くらいのアカマツです。十分乾燥すれば丸太梁として使えます。住まい手さんに感謝です。

こちらはカラマツです。ユニック車では多く積めないので4m材に切って運びます。

年輪の様子。40年~50年でしょうか。梁材になり活躍してくれる日を今から楽しみにしたいと思います。

申請が通り次第基礎着工となります。随時ご紹介できればと思います。

下山勇志

富岡市O様邸の防水検査を実施

本日は富岡市O様邸の外装下地検査(防水検査)を実施しました。第三者機関の建築士さんにチェックをしていただき無事合格となりました。これから通気胴縁、ガラ板張り、塗り壁の下塗りに入ります。写真は北側道路から見た様子です。木製ガラス戸の開口部枠も入り形になってきました。

写真は上屋の屋根です。軒先を平葺きにしてスッキリ見せています。綺麗におさまりました。

こちらの写真は内部の様子。床に張られた杉板は下地材で厚さ30㎜です。下地材も無垢材で施工しています。この上に仕上げ材の床板を張っていきます。

こちらは居間の南開口部です。こちらに木製ガラス戸が入ります。心地よい空間になります。

杉磨き丸太の鴨居おさまりです。綺麗におさまっています。手前の鴨居ミゾには障子が入る予定です。

2階では大工さんが床張りに入っています。今回の床材は堅木のナラ材です。配線スペースの根太の上に張っていきます。

壁断熱は袋入り高性能グラスウール16Kを使用。気密を取るために床板にしっかり挟んで施工していきます。この後石膏ボードで壁のシートを抑えて気密を取っていきます。

板金屋さんも外周りの工事がほぼ完了したのでこれから外装を先行して工事が進んでいきますが設計士さんと一つ一つ打ち合わせを重ねて丁寧に施工していきたいと思います。

下山勇志

建替えに伴う解体と樹木移設工事

本日は前橋市の現場にて建替えに伴う樹木移設工事を行いました。設計依頼を受けて初めて敷地を見たときにこちらの庭を活かした住まいにしたいと感じました。造園屋さんに見てもらい住まい手さんとも相談してモミジ、ツツジ、キンモクセイを活かすことにしました。

こちらの写真はモミジの根っこまわりを掘った写真です。造園屋さんによると土が良すぎて大きな根っこが下に伸びているとのことです。細かい毛細血管のような根っこが多い方が根付きが良いらしく丁寧に周りを掘ってもらいました。ブロック塀側は細かい根が比較的多かったので工事期間中うまく根付いて枯れなければいいなぁと願っています。

ユニック車いっぱいに積みあがった樹木。

下の根っこまわりを巻いてあるのを鉢というそうですが、鉢が綺麗にできました。この状態であれば水をくれれば生きるようです。

解体も進んでおります。写真は内部のものですが驚いたのは土壁です。仕上げ材の京壁の下に隠れていました。耐力壁としても認められている土壁。長い年月この建物を支えてきました。また蓄熱性能もあるので夏はひんやりと室内を調湿していたことでしょう。

こちらは剥がす前の内部壁です。こちらの下地にもおそらく土壁が使われていると思います。地震にも耐えてきた土壁。現在やりたくてもできる左官屋さんが少ないと聞きます。壊すのはもったいないですが現在の工法でさらに強く耐久性の高い壁を作りたいと思います。

下山勇志

北軽井沢の家 地盤調査

本日はこれから始まる「北軽井沢の家」の地盤調査を行いました。耐震性の高い住まいは強い地盤から成り立ちます。当社では地盤調査の結果を踏まえて改めて基礎の設計を行っています。北軽井沢のこの地域は比較的地盤が良いとのことで、貫入深さ85㎝のところでスクリューポイントが支持層まで到達しました。

他の地点も同様の結果だったので安心しました。調査結果が出次第基礎設計に反映していきたいと思います。

写真は敷地全体を見た写真です。素晴らしいロケーションです。道路より少し上がった地盤面を活かして建物を配置します。

こちらは今年の3月に現地調査へ行ったときの写真です。雪景色も美しい場所です。

南を見た写真。隣地からはほぼ見えません。冬には葉っぱが落ちて室内への日射取得が期待できます。

こちらは現在の南側の様子。住まい手さん自身で高くなった樹木を伐採しました。更に土地に広がりが出ました。

立派なカラマツです。今はあまり梁に使いませんが昔はカラマツは力がありよく使ったものです。ねじれや狂いがなければ小屋梁に最適ですね。

これから確認申請をして着工を迎えます。高断熱性能の心地よい住まいになりますので随時ご紹介できればと思います。

下山勇志